■資格保持者の常駐制を実施
日本遮水工協会会員が新規に契約させて頂く廃棄物最終処分場建設工事における遮水シート施工物件から、 原則的に資格保持者の常駐を適用します。
資格保持者の常駐は、原則的に遮水工管理技術者1名及び 遮水工施工技能者1名とし、各現場毎に常駐します。
その場合の係る費用(経費)につきましては、直接工事費に「遮水工管理技術者費」として予算計上をお願いする次第です。
■施工技能者の種別
遮水工管理技術者の常駐を適用する条件は、原則新設工事で、施工規模は、遮水工面積が2,000㎡以上(遮水シート1層当りの面積)とします。
かさ上げ工事、補修工事、小規模工事は除外とします。
適用する施工技能者の種別については、A種(接着材接着技能)、B種(熱融着技能)、C種(バーナー溶着技能)とします。
■常駐性実施に至るまで(資格制度及び製品認定制度の導入について)
廃棄物最終処分場における遮水システムの機能保証(品質保証)は、 設計品質の確保、遮水材料品質の確保及び施工品質の確保にあります。
日本遮水工協会は平成11年11月に発足しましたが、発足当初より安心出来る処分場造りに向けて、 遮水材料領域においては「遮水材料の製品認定制度」、施工品質領域においては「遮水シート施工に 係る資格制度」の充実を図ることが重要と考え、長年の歳月をかけてその基盤造りを整えてまいりました。
基盤は十分に出来上がったとの判断から日本遮水工協会では製品認定制度及び資格制度の具体的実施策 として資格保有者の常駐制を実施し、より安心出来る処分場造りに向けて活動して参ります。
今後、制度の充実を図ってまいりますので、関係各位様のご協力をお願いする所です。